「ギターが弾けるようになるのは『慣れ』ではなく、脳が物理的に変化しているから」
・練習すればするほど上達するのはなぜ?
・効率的に上達するにはどうすれば良いの?
という疑問をお持ちではありませんか?
こんにちは、あきらです^^
この記事では「ギターが弾けるようになる科学的な仕組み」というお悩みを、アコギ歴20年以上の観点から解説します。
具体的には
ギターが弾けるようになる「身体」の仕組み
科学的に効率よく上達する練習法
まとめ:脳と身体を味方につければ誰でも上達できる
の順番にご紹介していきます。5分くらいで読めて、ギター上達のメカニズムの理解が深まる可能性が高いので、まずはご一読を!
ギターが弾けるようになる「脳」の仕組み
ギターが弾けるようになる脳のメカニズムは以下の通りです。
反復練習で形成される「運動記憶」
意識から無意識へ移行する「自動化」
ひとつひとつ解説します。
神経回路が強化される「シナプス可塑性」
ギターを練習すると、脳内の神経細胞(ニューロン)同士のつながりが物理的に変化します。これを「シナプス可塑性」と呼びます。
**結論から言うと、練習すればするほど脳内の神経回路が太く強固になり、情報伝達がスムーズになります。**
理由は、同じ動作を繰り返すことで、脳が「この動きは重要だ」と判断し、その動作に関わる神経回路を優先的に強化するからです。
具体例を挙げると、Fコードを初めて押さえようとするとき、脳は「どの指をどこに置くか」という情報を一から処理しなければなりません。しかし100回、200回と練習するうちに、その神経回路が強化され、ほぼ無意識にFコードが押さえられるようになります。
つまり、**「練習で上手くなる」のは気合いや根性ではなく、脳が物理的に変化しているから**なのです。
反復練習で形成される「運動記憶」
ギターの演奏技術は「運動記憶」として脳に保存されます。運動記憶とは、身体の動かし方を記憶する特殊な記憶システムです。
**結論として、運動記憶は一度形成されると長期間保持され、身体が動きを覚えている状態になります。**
その理由は、運動記憶が脳の「小脳」や「大脳基底核(だいのうきていかく)」という部位に保存されるためです。これらの部位は言語記憶とは別のシステムで、より深く定着しやすい特徴があります。
具体例では、自転車の乗り方を一度覚えると何年経っても忘れないのと同じように、ギターのストロークパターンやコードチェンジも運動記憶として定着します。だから「昔弾けた曲」は久しぶりでも意外と弾けるのです。
結論を言い換えると、**ギターの練習は脳に永続的な「財産」を積み上げている行為**なんですね。
意識から無意識へ移行する「自動化」
練習を重ねると、最初は意識して行っていた動作が無意識でできるようになります。これを「自動化」と呼びます。
**結論から述べると、自動化が進むと脳のリソースに余裕ができ、より複雑な演奏が可能になります。**
理由は、自動化された動作は脳の「前頭前野」(意識的思考を担当)をほとんど使わず、より原始的な脳領域だけで処理できるようになるからです。
具体的には、Cコードの押さえ方を自動化できれば、コードを押さえることに意識を使わず、リズムや歌詞、次のコードへの準備に意識を向けられます。初心者が弾き語りで歌えないのは、コードを押さえることに意識を全て取られているからです。
つまり、**上級者と初心者の違いは才能ではなく、どれだけ動作を自動化できているか**なのです。
ギターが弾けるようになる「身体」の仕組み
ギターが弾けるようになる身体のメカニズムは以下の通りです。
指の独立性を高める「微細運動制御」
脱力と効率的な身体の使い方
ひとつひとつ解説します。
筋肉が正確な動きを覚える「筋肉記憶」
「筋肉記憶」という言葉がありますが、実際には筋肉自体が記憶しているわけではありません。正確には脳が筋肉の使い方を記憶しています。
**結論として、反復練習により筋肉を動かす最適なパターンが脳に刻み込まれ、正確で無駄のない動きができるようになります。**
その理由は、同じ動作を繰り返すことで、脳が「どの筋肉をどのタイミングでどれくらいの力で動かすか」という複雑な情報を最適化するからです。
具体例を挙げると、ストロークで弦を弾くとき、初心者は腕全体に力が入り、肩から大きく動かしてしまいます。しかし練習を重ねると、手首の小さな動きだけで効率的にストロークできるようになります。これは脳が最適な筋肉の使い方を学習した結果です。
結論を言い換えれば、**「筋肉記憶」とは、脳が身体の使い方を洗練させていく過程**なのです。
指の独立性を高める「微細運動制御」
ギターを弾くには、各指を独立して動かす「微細運動制御」の能力が必要です。
**結論から言うと、ギターの練習により脳内の「運動野」における指の担当領域が拡大し、より繊細な指の動きが可能になります。**
理由は、人間の脳には「運動野」という身体の各部位を動かす領域があり、よく使う部位ほど担当領域が広くなる性質があるからです。ギタリストの脳をMRIで調べた研究では、実際に指の担当領域が一般人より広いことが確認されています。
具体的には、日常生活では薬指と小指を完全に独立して動かすことはほとんどありません。しかしギター練習を通じて、薬指で4弦を押さえながら小指で1弦を押さえるといった複雑な動きができるようになります。これは脳の運動野が発達した証拠です。
つまり、**ギターを練習することで、脳が物理的にアップグレードされている**わけですね。
脱力と効率的な身体の使い方
ギター上達において「脱力」は非常に重要です。初心者ほど無駄な力が入り、上級者ほど脱力できています。
**結論として、練習により身体は必要最小限の力で演奏する方法を学習し、疲れにくく正確な演奏が可能になります。**
その理由は、脳が試行錯誤を繰り返す中で「どの筋肉にどれくらいの力を入れれば良いか」を最適化していくからです。余計な力は演奏の邪魔になるため、脳は自然と効率的な身体の使い方を学習します。
具体例では、Fコードを押さえるとき、初心者は手全体に力を入れてしまい、すぐに疲れてしまいます。しかし経験を積むと、セーハする人差し指と親指だけに必要な力を集中させ、他の指は脱力できるようになります。
結論を繰り返すと、**脱力は「サボること」ではなく、身体が最適化された証拠**なのです。
科学的に効率よく上達する練習法
脳と身体の仕組みを理解したところで、効率的な練習法を見ていきましょう。
睡眠が上達に不可欠な科学的根拠
メトロノーム練習が脳に与える影響
ひとつひとつ解説します。
集中練習より分散練習が効果的な理由
脳科学の研究によると、1日に5時間集中して練習するより、毎日1時間を5日間に分けて練習する方が効果的です。
**結論から述べると、分散練習により脳が記憶を定着させる時間を確保でき、長期的な上達につながります。**
理由は、学習した内容を長期記憶に移行させるには時間が必要で、練習と練習の間に「休息」と「睡眠」を挟むことで脳が情報を整理・定着させるからです。
具体的には、新しいコード進行を覚えたい場合、1日で完璧にしようとするより、毎日少しずつ練習して1週間かけて習得する方が、1ヶ月後も確実に弾けている可能性が高くなります。
つまり、**「毎日コツコツ」は根性論ではなく、脳科学的に正しい練習法**なのです。
睡眠が上達に不可欠な科学的根拠
ギターの上達において、睡眠は練習と同じくらい重要です。
**結論として、睡眠中に脳は記憶を整理・強化するため、十分な睡眠を取ることで練習効果が最大化されます。**
その理由は、睡眠中に脳が「記憶の固定化」という作業を行い、練習で学んだ運動記憶を長期記憶に移行させるからです。特にレム睡眠とノンレム睡眠の両方が記憶定着に重要な役割を果たします。
具体例を挙げると、夜に新しいフレーズを練習して寝ると、翌朝にはなぜか昨日より弾けるようになっている経験はありませんか?これは睡眠中に脳が記憶を強化した結果です。
結論を言い換えれば、**「寝ている間も上達している」のが科学的事実**なのです。
メトロノーム練習が脳に与える影響
メトロノームに合わせて練習することは、単にリズム感を養うだけでなく、脳の発達にも効果があります。
**結論から言うと、メトロノーム練習により脳の時間処理能力が向上し、正確なタイミングで演奏する能力が身につきます。**
理由は、一定のリズムに合わせて動作することで、脳の「時間認知」を司る領域が鍛えられるからです。また、メトロノームという外部基準に合わせることで、自分の演奏を客観的にモニタリングする能力も高まります。
具体的には、メトロノームなしでは弾けるのに、メトロノームに合わせると途端に弾けなくなる経験はありませんか?これは脳がまだ正確な時間処理に慣れていない証拠です。しかし継続的にメトロノーム練習をすることで、脳の時間処理能力が向上し、バンド演奏やセッションでもズレない演奏ができるようになります。
つまり、**メトロノーム練習は脳の「時間センサー」をアップグレードする訓練**なのです。
まとめ:脳と身体を味方につければ誰でも上達できる
今回は
・練習すればするほど上達するのはなぜ?
・効率的に上達するにはどうすれば良いの?
という悩みにお答えしました。
前半では「ギターが弾けるようになる脳と身体の仕組み」について語りました。
運動記憶として定着する仕組み
意識から無意識への自動化
筋肉記憶と微細運動制御
効率的な身体の使い方
という内容でしたね。
そして後半では「科学的に効率よく上達する練習法」を解説しました。
睡眠の重要性
メトロノーム練習が脳に与える影響
という内容でした。
ギターが弾けるようになるのは「才能」や「センス」ではなく、脳と身体が科学的に変化した結果です。正しい練習を継続すれば、誰でも必ず上達します。
今日からでも、脳と身体を味方につけた効率的な練習を始めてみてください!
以上、「ギターが弾けるようになる仕組みとは?脳と身体の科学的メカニズム」でした。
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