「音楽は、すでに新しいオリジナルが生まれない」
・「AIが音楽を作れる時代に、人間が音楽を作る意味はあるのか?」
という疑問をお持ちではありませんか?
こんにちは、あきらです^^
この記事では「音の本質と、なぜ音楽が進化し続けるのか」というテーマを、アコギ歴20年以上の観点から考察します。
具体的には
音楽が進化し続ける3つの理由
AIと人間の音楽制作の未来
まとめ:音が文明を作り、文明が音を進化させる
の順番にご紹介していきます。5分くらいで読めて、音楽の本質的な理解が深まる可能性が高いので、まずはご一読を!
音の正体は「周波数」という数字だった
音楽を構成する要素を分解してみましょう。
単音が集まって和音になる
和音とメロディーが組み合わさる
リズムが加わってグルーヴが生まれる
これらが統合されて1つの曲になる
ひとつひとつ解説します。
音楽の「完璧すぎる」構造
不思議なのは、このピアノの音階や楽譜というシステムが、数千年も前からほぼ完成された形で存在していたことです。
なぜこれほど完璧な調和が取れているのか?
答えは、音の正体が「周波数」という数字だからです。音は空気の振動であり、その振動数は数学的に表現できます。ドレミファソラシドの音階も、周波数の比率によって決まっています。
つまり、音楽は数字で構成された芸術なのです。
ジャンルという「文化的進化」
すでにオリジナルが生まれ得ないと言われている音楽。それでも、なぜ新しい曲が日々生まれ続けているのでしょうか?
それは、音楽が「ジャンル」という形で文化的に進化しているからです。
黒人音楽のブラックミュージック、日本の雅楽、それぞれの国や民族が、同じ12個の音から独自の音楽文化を生み出してきました。音楽は、もともと民族の団結力を高めるための手段だったという説もあります。
リズムだけだったものが、音符と組み合わさって曲になり、文化になり、ジャンルとして確立されていく。これが音楽の進化の本質です。
音楽が進化し続ける3つの理由
音楽が今もなお進化し続ける理由は、以下の3つです。
人間の承認欲求と創造の喜び
テクノロジーの進化による新たな可能性
ひとつひとつ解説します。
①数学的な法則性の発見と応用
音が周波数、つまり「数の波」であるということは、分析可能だということです。
例えば、J-POPではどういった構成が日本人に好まれるのか?過去にヒットした曲を分析することで、ある種の法則性が見つかります。
90年代に織田哲郎さんや小林武史さんのような天才プロデューサーが数々のヒット曲を生み出せたのは、彼らが膨大な音楽経験から、無意識的にその法則性を体得していたからかもしれません。
そして現代では、生成AIがその膨大な過去の音楽データを読み取り、計算し、瞬時に曲として出力できる時代になりました。
②人間の承認欲求と創造の喜び
イーロン・マスク氏は「あと数年後には、ほとんどのコンテンツがAIによって生成されたものになるだろう」と予測しています。
しかし、私は人間が音楽制作を止めることはないと考えています。
なぜなら、初めて言葉を覚えたとき、その言葉を使って何かを表現し、認めてもらい、褒められたときの喜び。これは人間にとって本能的な快楽だからです。
音楽を作り、それが誰かに届く。この体験は、セロトニンやドーパミンといった脳内物質の報酬系を刺激し、人間にとってかけがえのない誇らしい行為なのです。
③テクノロジーの進化による新たな可能性
(上記の動画は僕が好きな安野たかひろさん がAGIとか今後の未来について語っているものです)
生成AIやAGI(汎用人工知能)の登場によって、たった数年のうちに世界が一変すると言われています。
「AIに仕事が奪われる」という言い方もできますが、これは産業革命のときと同じです。蒸気機関が登場したとき、人間が物理的に運んでいた仕事は機械に置き換わりました。
テクノロジーのトレンドには、争うことができません。
むしろ、生産性だけを考えれば、人間が考えるレベルのことはほとんどAIで代替できる時代がすぐそこまで来ています。一日8時間労働も、「その仕事、本当に必要?」という仕事も淘汰されていくでしょう。
そして、人間として生きる上で必要不可欠なものを最小工数で生産できるようになったとき、余暇が生まれます。
AIと人間の音楽制作の未来
ね、商業音楽は大変ですが、あのワーナーがsunoと提携するんですからね…
AIと人間の音楽制作は、これからどうなっていくのでしょうか?
労働から解放された人々の時間の使い方
数字で表せるアートの希少性
ひとつひとつ解説します。
衣食住に不要な「音楽」の価値が再認知される
余暇が生まれたとき、衣食住に必要のない音楽やアートといったものが、改めて再認知されていくのではないでしょうか。
逆に言えば、生まれた瞬間から満たされすぎた世界に生まれ落ちた人は、どんどん労働というものからかけ離れた存在になっていきます。
そういった人たちが、人生という時間をどうやって過ごすか?仕事以外の部分に価値を見いだせる感性がないと、正直厳しいのではないかと思います。
労働から解放された人々の時間の使い方
(今回のテーマとはあまり関係ないですが上記の動画でホリエモンが語っているAIが出てきたことによる時代の進化みたいな話は個人的には大好きです)
計算が好きな人はずっと計算していればいい。料理が好きな人は料理をすればいい。ダンスや体を動かすことが好きな人は、それをすればいい。(もうちょい先な気もしますし、労働0はありえないと言っている人思います)
しかし、音楽というものに立ち返って考えると、やはりこの「数字で表すことのできるアート」は本当に素晴らしいものです。
人間の感情に直接訴えかけることのできる、かなり希少な存在なのです。
数字で表せるアートの希少性
生成AIは、音楽という数字を緻密に計算し、人間では計算できないようなスピードで、曲という作品を瞬時に作り出しています。
しかし、それは「効率的な音楽」であって、「魂のこもった音楽」ではありません。
人間が音楽を作るとき、そこには感情があり、ストーリーがあり、その人だけの人生が込められています。これは、AIには真似できない部分です。
音楽は数字で構成されていますが、同時に数字では測れない「何か」も持っているのです。
まとめ:音が文明を作り、文明が音を進化させる
今回は
・「AIが音楽を作れる時代に、人間が音楽を作る意味はあるのか?」
という疑問について考察しました。
前半では「音の正体は周波数という数字だった」について語りました。
●ジャンルという形で文化的に進化してきた
という内容でしたね。
そして後半では「音楽が進化し続ける3つの理由」と「AIと人間の音楽制作の未来」を解説しました。
●人間には創造の喜びという本能がある
●テクノロジーの進化が新たな可能性を生む
●AIが効率的な音楽を作る時代だからこそ、人間の「魂のこもった音楽」の価値が際立つ
という内容でした。
この話に明確な結論はありませんが、タイトルの回収をするとすれば、音という1つのものからここまで発展する文明の力は本当にすごい。ただそれに尽きます。
そして、その文明が生み出したAIによって、逆に人間の音楽制作の意味が再定義される時代が来ているのかもしれません。
以上、「音の正体とは?文明とAIから紐解く音楽が進化し続ける3つの理由」でした。
🎸関連記事
🎵 音楽の本質をさらに深く知りたい方は:
丸サ進行の法則性で、J-POPの音楽的パターンについて学んでみてください。
🎶 実際に音楽を作ってみたい方は:
アルペジオ練習法やFコードなしで弾ける神曲20選で、実践してみてください。
🎤 音楽制作の環境を整えたい方は:
自作防音室など防音環境をチェックしてみてください。
🎓 音楽理論を体系的に学びたい方は:
音楽教室の選び方で、プロの指導を検討してみてください。


コメント