「最近twitterとかYouTubeで自作防音室って見かけるけど効果とかどうなのかな?」
・「自作防音室を作るか迷ってるけど、何から始めたらいいかわからなくて困ってる」
という疑問をお持ちではありませんか?
こんにちは、あきらです^^
この記事では自作防音室を作ろうかどうしようかというお悩みを、自作防音室を約3万円で作った観点から解決します。
具体的には
・自作防音室の作り方
・まとめ
の順番にご紹介していきます。
2分くらいで読めて、自作防音室についてのお悩みが劇的に改善される可能性が高いので、まずはご一読を!
ちなみに、現時点で自作防音室作ろうかな?どうしようって迷ってる方向けにこんな動画も作ってみました。
参考になれば幸いです。
自作防音室を作る前に防音の基礎知識
自作防音室や防音対策のイメージと言ったら、上記画像のようなスポンジを壁にペタペタ貼ればいいんじゃないの?と考えてる人も多いと思います(過去の僕です)しかし、それだと足りません。
このスポンジのような物を吸音材と言います。
読んで字のごとく音を吸収してくれる素材です。
じゃあ、何でこれだけじゃ不十分なのか?というと吸音材の凸凹で音は確かに散ります。
しかし、吸音材だけで処理仕切れなかった音が吸音材の外に漏れてしまいます。そこで、残った音を消してくれるのが遮音材と呼ばれるものです。
遮音材は、主にシートタイプが多くてこんなやつです。
のちに詳しく解説しますが、この遮音シートはめっちゃ重たいです;
でも、この重たさも防音には大切なようです。ここでは防音の基礎知識として
という流れがベター。
というのを覚えておきましょう。
そこまで本格的に防音対策しなくても…と思われるかもしれません。
しかし、日本ハウスイング株式会社の生活音に対する調査によると、マンションに住む約50%の人が生活音が気になったことがあるんだそうです。
Amazonの口コミで生活音の消音に効果ありのホワイトキューオンは、吸音性が高いので、ウレタン(スポンジタイプ)よりも効果があるかもしれません。
自作防音室のメリット
自作防音室のメリットはいろいろありますが、一番はやはりコスト面でしょう。
僕はこれまで練習の度に音楽スタジオやカラオケに随分とお金を注ぎ込んできました。
具体的な費用については後ほどお伝えしますが、自作防音室を作るきっかけになったのは僕の場合、コスト削減が目的でした。
あとは、ギター練習やボイトレが自作防音室がドンとあれば強制的に増えるというのもメリットです。
例えば、せっかくギターをたくさん練習してきたのに「忙しい」という理由で継続しないのってめっちゃもったいないと思うんです。
例えるなら、筋トレグッズが視界に入るところにあれば強制的にしなきゃいけない気分になるのと同じです。
それに今の時代、自作防音室のような環境さえ作ればネットであなたのギター演奏を配信することだって可能。
なんなら、ギターの動画がバズればそれが仕事になったみたいな流れだって可能っちゃ可能です。(すごい時代です)
自作防音室のデメリット
(きちゃなくてすんません)
自作防音室のデメリットは、やはりデカいというとこでしょうか。
僕の自作防音室は1畳くらいあるし、高さも180cmあるのでなかなか威圧感満載です。
ただ、僕は防音性能も含めて相対的に見て、作ってよかったなぁという印象です。
ちなみに、本格的な防音対策をしたい人に自作防音室はあまりおすすめできません。
なぜなら、自作防音室はあくまでも簡易的な防音対策だから。
とはいえ、だんぼっちや市販の簡易防音室と同じくらい、もしくはそれ以上の防音性能はやりようによっちゃ担保できます。
なので、自作防音室のデメリットは多少あるものの、気軽に音を出したい人にとって自作防音室は救世主と言えるでしょう。
自作防音室の設置場所について
自作防音室の設置場所は僕の場合、部屋の角にある柱にくっつけました。
理由は、もともとこの柱めっちゃ邪魔やな。どうせならこのスペースを有効活用しようとしたからです。
僕の賃貸マンションの場合、角部屋なのでおそらくこうした柱があります。
これから賃貸マンションで自作防音室を作る人は、角部屋じゃなければ隣の間取りを意識して設置場所を決めましょう。
って、隣の間取りってどうやってわかるの?
というのは、不動産屋さんに質問すると意外とすぐ解決します。
この辺りは、不動産のプロのしずか不動産さんの記事も参考になります。
それに、ググったら今お住いのマンションの間取りがいくつか出てくる場合があるので、まずは自作防音室の設置場所を考える為に間取りをリサーチしましょう。
ちなみに、うちの場合、自作防音室の壁の向こうは部屋がないです。
以下の動画は、賃貸を借りる際のチェック項目などを詳しく教えてくれます。
ちなみに、開始位置は音漏れチェックのところにしてます。
よかったら参考にしてみてくださいね。
自作防音室の全体像(広さ)
横:90cm
です。
なぜこの広さにしたか?というと部屋の広さと相談した結果でした。
他のサイトさんで横100cm超える広さにされてる方もいましたが、うちの場合幅90cmくらいじゃないとベランダに洗濯物干しにくいですし、何より圧迫感が半端ないと判断したのでこのサイズにしました。
中の感じは、身長167cmの僕だと立って歌っても天井の圧迫感は全然ありません。
(僕は机作ったので、狭いですが;)
自作防音室の重さについて
自作防音室は重たいです。
理由は、自作防音室の外側は木で作ります。
この木がめっちゃ重たいです。
さらに、遮音シートというシートが約20kgもあります。
縦:180横:90を×4セット(天井もやるなら別途、縦横:90cm1セット必要)
それを木枠の中に全体的に貼り付けるイメージなのでそりゃ重たいです。
ただ、だんぼっちのようにダンボールだと軽すぎて強度がない上に、軽すぎると防音性能が減ります。なので、自作防音室を作る際はある程度重くなることは想定しておきましょう。
ここでワンポイントアドバイス☝️
理由は、賃貸マンションは退去するときに壁紙や床が傷ついてしまうと、修繕費といて余分なお金を払わないといけなくなるからです。
ムダなお金を払わない為にもジョイントマットは必須です。(傷防止以外にも、下の階への振動も防げるので一石二鳥♪)
自作防音室の実力
あくまでも体感ですが、自作防音室の外で声を出すのと、中で出すのでは半分以下くらいになるイメージです。
例えば、スピッツの空も飛べるはずをスマホで音量MAXで鳴らした状態で防音室の扉を閉めると中でシャカシャカこもった感じで聴こえるくらいでした。
ということは、恐らく自作防音室の中でギター弾いてもお隣さんにはそんなに聴こえてないはず。と信じてます。(実際に今のところクレームゼロです)
あと僕の賃貸マンションの場合は角部屋なので、隣の部屋がない方向に自作防音室を設置しました。
なので、お隣さんに向かって歌うことはないです。
自作防音室の制作期間
自作防音室の制作期間は人それぞれだと思いますが、僕はたった3日くらいで完成しました。
もちろん、自作防音室を作るに当たってリサーチなどを入れるともうちょいかかってます。
しかし、実際にホームセンター行ったり、Amazonで材料仕入れるのなんて1日もあればできます。
これもDIYの得意不得意があるとは思いますが、僕は割とDIYは嫌いじゃないのですが、もっと時間かかるかな〜って思ってましたが、本気で作ったら2日くらいで完成しました。
なので早い人で3日、時間かけてゆっくり作っても1週間もあれば自作防音室の完成です。
引越し後、自作防音室を復活させたときは骨折してましたが3日くらいでできたと記憶してます。
揃えたものと合計費用
自作防音室を作るために揃えた材料などを羅列しました。
下記の材料や必要なものはほとんどホームセンターで揃えました。
格安で自作防音室を作りたい人はホームセンター+足りないものはAmazonがおすすめです。
理由は板の大きさなどは目で見て価格も比較された方がいいと思うからです。
例えばこれくらいでイケるっしょ。
と板を買ったら案外デカい。。なんてこともあり得るからです。
ということで自作防音室を作る際揃えた材料達です。
自作防音室の材料の合計費用
のちに詳しいサイズ感や設置の方法は解説します。
ここではとりあえず、今すぐ自作防音室の材料を揃えたいんだ!
って人向けに僕が揃えた自作防音室の材料のリンクをペタペタ貼っておきます。
本来は、ホームセンターで実際に目で見て触れて木の質感とか大きさとかをわかった方が良いですがホームセンターが近くにないとか、ホームセンター行くのが面倒、って人はネットでも一応全部揃います。
ということで、僕が実際に購入した場所と材料一つ一つの値段について羅列です。
【買った場所 コーナン(ホームセンター)】
ここではホームセンターで買ったものをご紹介していきます。
・普通合板×5
・取手
・鍵
・セメダインスーパーXG(接着剤)
・電動ドリル
それぞれ解説します。
ジョイントマット・・・440円×3=1320円
さっき、ご説明した床の傷付き防止+防音対策のためのジョイントマットです。
ジョイントマットはネットでも安くで買えますが、最近だと100均の百円じゃないコーナーに400円くらいでジョイントマット売ってます。
(僕は100均のジョイントマットです)
今はタンスのゲンさんのジョイントマットに変えました。
自作防音室を作る一番最初の土台になりますし、一度敷いたら基本動かせないので、色とかにこだわりある人はここは慎重になりましょう。
普通合板×5・・・1枚1080円×5=5400円
僕は、合板なんて素材、自作防音室を作るまでは聞いたことなかったです。
ホームセンターの人に聞いたら、合板とベニアは厳密には違うらしいのですが、実際に触ってみて、眺めてみたけど僕には違いがさっぱりわかりませんでしたw
一般的にはベニアより合板の方がちょっと安いみたいなので、僕は合板を買いました。
ネットで買う際はご自身の作りたい自作防音室のサイズに合わせたものを購入してくださいね。
取手・・・700円×2=1400円
ドアは?と思ったかもですが、ドアは合板の1枚で作ります。
なので特別ドア用の板は買いません。
で、抜けがちなのがこの取手です。
ドアが完成しても取手が無いと開けられません。
さらに言うと、自作防音室の中からドアを開ける際にも取手が必要です。
つまり2個取手が必要なので注意です。
鍵・・・1個350円×4つ=1400円
鍵は、中からする用に買いました。
理由は、自作防音室のドアは蝶番で止めてるだけなので閉めてもぶらんぶらんだからです。
そこで中から鍵をすることでちょっと音楽スタジオっぽさを演出しました。
実際の防音効果もちょっとは上がります。
鍵の個数については好みでOK 。
セメダインスーパーXG(接着剤)・・・1280円
僕は自作防音室の作成でこのセメダインスーパーXGに何度助けられたかわかりません。w
というのも、僕の自作防音室の場合、厳密な設計図があるわけじゃなく、規格の縦が約180cm横が約90cmの合板をネジで無理やり止めて作った感じなので、歪んでます。
そこに吸音材やら重たい遮音シートを貼り付けていくので、セメダインスーパーXGのような強力な接着剤の存在は思ったよりデカかったです。
上記のグルーガンを後で買い足しました。
価格は約1500円程度。
余った吸音材などを使って、自作防音室を補強する際とても便利です。
電動ドリル・・・2980円
先ほどご説明したように、僕が作った自作防音室は設計図通りに完璧に隙間なくではありません。
なのでこの電動ドリルの強さがめっちゃ大切です。
なんせネジで無理やり木を止める勢いなので。
だから僕はこの際、ちょっといい電動ドリル買いました。
ネットでもいろんな種類の電動ドリルが売ってるので、いいやつ買ったら自作防音室以外のDIYで、家具の組み立てとかでずっと使えるので、僕みたいに引っ越しマニアな人にとっては、いい電動ドリル1個あればかなり重宝します。
さて、ここから先は100均で揃うものについてです。
【買った場所 100均・Amazon】
自作防音室の材料費を抑えるために、100均も活用しましょう。
・ネジ
・S字ネジ
・遮音シート
・吸音材
ネジ・・・100円
100均ってすごいですね。本格的なネジがたった100円で売ってます。
強度はどうなの?と問われると正直謎ですが、ただ、自作防音室を作って半年以上経った今もしっかりと固定してくれてるのでそれなりの強度はありそうです。
(ホームセンターでも100円くらいで売ってました)
S字ネジ・・・100円
S字ネジに関しては必要な方だけ買ってください。
僕の場合、ギターをこんな風にぶら下げたかったので買いました。
ちなみに、S字フック+100均のすべらないハンガーの組み合わせでギターかけが完成しましたw
続いて、僕がネットで仕入れた自作防音室の材料です。
【買った場所 Amazon】
遮音シート・・・3,590円
遮音シートはとにかく重たいです。僕が買ったものは約20kgあります。
こんなもの運べません(運送会社の兄ちゃん、マジで感謝です)女性や、か弱い男子の場合、遮音シートはネットで買った方が良さげです。
吸音材・・・15,777円←値段なぜか下がってます
吸音材は、シートタイプ&シールタイプのものを選びました。
理由は、自作防音室の場合、吸音材を結構な長さ使います。
毎回毎回接着剤付けて貼ってたら作業効率悪いです。
なので、シールタイプの吸音シートなら貼る時も一瞬でした。
ということで、全部の合計費用はこのような結果になりました。
(通販だと高いやつもあります)
これを安いと捉えるか高いと捉えるかは人それぞれですが、僕は音楽スタジオ代やカラオケ代と比較した際に断然、自作防音室の方が安いと判断しました。
自作防音室でカラオケはできる?
結論、自作防音室でカラオケはできます。
理由は遮音シートや吸音材を使用することで防音性が高くなるから。
例えば、僕の場合アコギで歌をよく弾き語りします。
具体的には、カラオケボックスで歌う位の音量で歌っても全く苦情が来ません。
カラオケの設備がある方は防音室に持ち込んでカラオケをすることもできるでしょう。
カラオケがない方は、YouTubeに合わせて歌うのもありですね。
自作防音室の節約能力(コスパが神)
自作防音室は先ほどお伝えしたように、だいたい約3万円ちょいとかで完成します。
一方、音楽スタジオだとどれだけ安くても1時間500円くらいします。
仮に、3万円分、1回1時間だけ!と決めて音楽スタジオに通ったとします。
すると、
60回なんて、週1で音楽スタジオ通ってたらたった12週(回)で終わります。
(約2.4ヶ月分の音楽スタジオ代で自作防音室が作れます。)
僕はこれまで音楽スタジオに一体いくらつぎ込んできたのか・・・(と言ってもバンドではないのでまだまだ全然少ない方ですが)
練習のたびに、カラオケ行きまくってる人とかも計算してみてください。
きっと、どんだけ金使ってるねんって、嫌になりますから。w
それよりも、家で気兼ねなく音が出せる空間があるって素敵です。
僕だったら、ギター弾いたり、youtubeの撮影したり、pocochaなどのライバーさんのライブ配信もできますね。
最近だとudemyでアコギコース作るためにも自作防音室をフル活用してます。
音楽スタジオ代金と比較すると、圧倒的コスパです。
自作防音室の中で作った僕の教材たち
Udemyのアコギコース「【受講者数100名突破限定価格!】楽譜が読めなくても大丈夫。初心者向けアコースティックギター講座」を作りました。
この教材を作る上で、防音環境はめっちゃ重要でした。
なぜなら、Udemy講師には厳しい音の審査があるからです。
具体的には、コンデンサマイクや照明器具などで動画のクオリティを上げたら審査に通りました。
もし、副業を始めてみたい人にもUdemyはおすすめですよ。
自作防音室の材料の画像
何気に、材料の写真を淡々と載せてる人っていないなぁとか思って、奇跡的にスマホに残ってた自作防音室の材料たちの画像をお届けします。
と言っても全部の写真は撮りきれてないですが、頑張って残した写真達でイメージを掴んでみてくださいませ。
100均最強です。
100均ってマジで最強ですよね。30×30のジョイントマットが9枚入りでたった400円でゲットできました。
→現在は、このジョイントマットを使ってます。
自作防音室の材料ももっと真剣に探せばさらに安く済むかも。
こちらは、工事現場等でよく見かける遮音シートです。ダイケンさんの遮音シートがわりかしやすいです。重たいんで、Amazonでどうぞ。
こちらが噂の約20kgある遮音シートです。僕が自作防音室を作る際に一番手こずったのは遮音シート貼りでした;
こちらは吸音材がシートタイプになってて、しかも粘着シールなのでめちゃくちゃ便利です。でかいのでAmazonでどうぞ。
こちらが噂のシールタイプになってる吸音シート。
吸音材をちまちま貼るより断然作業スピード早いですし、プロの音楽スタジオでも使われてるとのことですが、かなりお手頃なお値段でした。
お待たせしました。ということで、ここからは格安自作防音室の設計図を一つ一つ分解して解説します。
1.床
【100均の400円コーナーのジョイントマット】
・寸法
【幅】30㎝【横・たて】30㎝
・価格
440円×3=1320円
・解説
床にはジョイントマットを使います。
こだわる人は床を底上げする人もいますが、僕は最低限の賃貸マンションの床傷防止と下の階への振動防止でジョイントマットのみです。
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にもジョイントマットはショックを吸収してくれてドタバタ音が軽減されるので騒音問題がマシになるのでおすすめです。
2.壁
【コーナン(ホームセンター)の普通合板】
・寸法
【たて】180㎝【横】90㎝
・価格
1枚1080円×5=5400円
・解説
MDFボードと言って、木のクズをぎゅーって固めた素材の板ともっと安い普通合板で迷いましたが…
安かったので普通合板にしました。
(MDFボードは確か1300円くらいだった気がします)
予算ある人はMDFボードで、ケチりたい人は普通合板って感じでいいと思います。
ちなみに運搬方法はコーナンさんのサービスで軽トラ90分無料が神でした。
が、車の免許持ってない人だったり思いの持てな〜いって人は、一応通販でも売ってるみたいです。
か弱い女性や男子は通販をフル活用しましょう。
自作防音室作りにも使えるMDFボードはアコギにも使われている?
僕が使ってるリトルマーチンもMDFボードが使われてます。
MDFボードって木屑でしょ?って思ってるそこのあなた。めっちゃ音いいですよ!マジで。
だって、あのエドシーランが使ってるモデルですもの。
あ、話それました。
いよいよこんな感じで、さっき敷き詰めたジョイントマットの上に板で囲いを作ります。
板は壁に立てかけておいて1枚ずつネジで固定していきましょう。
板(木枠)を作る際のポイントと注意点
一気に木枠を組み立てるのは無謀です。
出来れば誰かに手伝ってもらいましょう。(僕は一人で作りました)
合板でさえかなりの重量があります。
なので、賃貸マンションの壁に立てかけて1枚ずつ電動ドリルとネジで枠を作りましょう。
その際に、賃貸マンションの壁紙が傷つかないように、僕は吸音シートとかダンボールなどを壁と板の間にかまして作業しました。
ちなみにこちらは、補強板をくっつけてる様子です。
あと、買ったモノたちの中にいないんです(価格忘れました)が「自作防音室」スプレーで固まるスポンジ吸音材を流し込んでる様子も撮りました。
必要であれば購入されてくださいね。(←防音効果のほどはあんまりでした;)
固まるとスポンジになるスプレー、興味があればお試しください。
3.天板
・寸法
【たて】 90㎝【横】 90㎝
・価格
普通合板5枚のうちの1枚です。
・解説
天板は天井のことで5枚買った普通合板の1枚を使います。
コーナンならアプリ入れると木材カット10回まで無料でした。神。
天井のポイント
この自作防音室は、身長が180cmあります。
なのでまずは家の天井までの高さも重要です。
今お住いの賃貸マンションの高さがそんなにない場合、木を準備する段階でちょっとカットしたりする方が良いかもです。
で、僕は椅子に乗って作業しましたが、普通に危ないです。
なので、お持ちの場合脚立に乗って作業された方が良いです。
あと、僕は賃貸マンションの柱ギリに自作防音室作ったので、最初に柱付近から作業しました。理由は、あとで手が届かない可能性があるから。
お部屋のどこに自作防音室を設置されるかで、作業の順番は変わると思います。
5.ドア・取手・鍵
・寸法
ドア
【たて】 90㎝【横】 90㎝
取手
※内側、外側必要です。
コーナン(ホームセンター)や通販でお好きなものをどうぞ。
鍵
鍵の役割は防犯上ではなく、寸法測らずに作ってるので
どうしても歪みます。それを無理やり閉めるための役割ですw
・価格
ドア
普通合板5枚のうちの1枚です。
取手
僕が買ったのは700円くらいでした。
鍵
1個350円×4つ=1400円
・解説
ドアは5枚買った普通合板の1枚をまんま使います。
取手は内側、外側必要です。←僕は買い忘れて後日再度コーナンへ走りました。
鍵は2つでもいいかも。←実際使ってるのは2つくらいです。
6.遮音シート
・寸法
【長さ】10m 【分厚さ】0.12㎝ 【横】94㎝
・価格
3,590円
・解説
これが噂の約20kgもある遮音シートです。
伸ばすとこんな感じで長いです。
これを180cmとか90cmにカットして使います。
ちなみに、謎にカットしやすくてハサミとかカッターで普通にスーッと切れます。
ちなみに、遮音シートはAmazonで買いました。
ジモティとかでもタイミングが合えば売ってるみたいです。
重量:19kg(約20kg)もあるので、Amazonなどの通販がおすすめです。
7.吸音材
・寸法
【長さ】10m【幅】1m
・価格
15,777円
・解説
粘着テープ付きの吸音材です。
これはビビるくらい便利でした。
一般的な吸音材は自分でボンド等で付けますがこちらの吸音シートはシールタイプなので超カンタン♪
作業のスピードも上がってシールはがす時や、貼るときは実に気持ちいですよ^^
ただし、真冬とかにやると静電気めっちゃくるのでご注意くださいませ。
8.机
・寸法
【たて】30㎝【横】90㎝
・価格
ドアは5枚買った普通合板の1枚をまんま使います。
・解説
こちらも普通合板の1枚をカットしてもらって作りました。
あれ?どうやって組み立てたの?というと…セメダインXGで後ろをくっつけただけです(笑)
机の足の部分なんて、遮音シートの芯を下に入れてるだけですからね。
机の上にパソコンやコンデンサマイク照明などを置いてますが、無問題です。
ただ、こうしたスリムな折り畳みできる机も売ってます。
ご予算と相談しながら購入を決めてみてくださいね。
9.照明
照明は自作防音室には絶対要ります。
ないと何もできません。
理由は、遮音シートや吸音材を貼り終わる頃には暗闇だから。
遮光カーテンの強烈なやつを閉めたときのイメージくらいです。
なので、作業の段階から照明は一つ用意しておきましょう。
僕は、スマホ用のスタンドライトを配信や撮影用に持ってるのですが、これひとつあれば自作防音室作り以外でも役立つので便利です。
10.他にあった方が良さそうな材料
ゴム手袋。素手で作業すると木のトゲが刺さります。また、電動ドライバー使う際にもゴム付きの手袋があればすべらないので便利(安全)です。
スリッパも意外と重要です。
自作防音室作る際に、部屋の中が割と汚れます。その上を靴下だけで歩くのは結構危険です。木屑とかネジとかいろいろ落ちてるので。。
あとは、自作防音室を作り終えたあとに掃除をする際の掃除用品ですね。
僕はめんどくさいので掃除機で一気に片付けました。
自作防音室の作り方
ということで、もう作り始めてるかもですが、ここからは動画でより自作防音室作りのイメージを掴んでみてください。
マンションの騒音問題は、放っておくと訴訟などのトラブルに発展しかねます。
騒音トラブルの相談件数は平成11年までは減少傾向にありましたが、近年また増加しているのです。
出典:あなたの弁護士
すでに作業中の人も流れを確かめながら作ってみてくださいね。
1.床〜囲い
2.天板〜補強板
3.ドア(蝶番)・取手・鍵
4.遮音シート・吸音材
5.机
6.余った防音材達
7.壁に貼ってみる
8.扉フチに吸音材と遮音シートで隙間を埋める
9.室内のドアがあれば、そこにも隙間テープで隙間を埋めます。
10.他にあった方が良さそうな材料
それぞれ解説します。
1.床〜囲い
まずは床のジョイントマットを敷き詰めます。次に普通合板の囲いを作ります。
賃貸に自作防音室を作る場合床を傷つけないようにしましょう。
あと、ジョイントマットは一旦敷くと自作防音室を解体するまで基本もう動かせません。なぜなら、冒頭でもご説明したように自作防音室の重量は100kgくらいあるからです。
(もうちょいあるかも)なので、デザインとか分厚さとかこだわりある人は、ジョイントマットについていろいろとリサーチしてみてくださいね。
ジョイントマットを床に敷き詰めて、その上に板を配置していきます。幅90なんで、こんな感じでメジャーで測ってからマットが置けるかどうか判断してくださいね。
2.天板〜補強板
次に天板と補強板ですが、僕は天板を先に無理やりネジで固定
→補強板という手順でくっつけました。
高さ180の上から天板を取り付けます。
僕はキャスター付きのイスに乗って作業しましたが普通に危ないです。脚立がある方はお使いください。
(高い場所の作業ですのでお気をつけくださいませ)
3.ドア(蝶番)・取手・鍵
板の囲いができたら、次にドアをつけます。ドア部分と囲いには蝶番(ちょうつがい)っていうパーツを付けます。
ご自宅や会社とかのかべとドアを繋いでる部分にこういうのついてるのでわかると思います。おすすめはデカ目のちょうつがいです。
理由はこんな重たい板をこれだけで支えるから。
僕はコーナンさんのめっちゃでかい蝶番(ちょうつがい)買いました。
※動画はちょうつがいではなく鍵の取り付けです。
4.遮音シート・吸音材
出来上がった普通合板に遮音シート→吸音材の順番でつけていきます。
遮音シートがクソ重いので心折れそうになります。
本当は誰かに手伝ってもらえたらスムーズですが僕みたいに友達少ない人とか…は画鋲とかネジでもいいので遮音シートを固定しましょう。
ちなみに、ググると画鋲で止めましょうって出てくるんですが垂直にあんな重たいものを画鋲だけで止めると見事に重力に負けます。
なので最終的に僕はネジで強引に止めまくる作戦にしました。
あと、遮音シートと吸音シートは10m近くあるのでおうちの広いスペースにダーっと広げてカットします。
遮音シートだけでは防音できず、吸音材とセットにします。
順番は遮音シート→吸音材です。
理由は音を吸音材で吸収して、さらに残った振動を遮音シートでぶった切るイメージです。動画は遮音シート→吸音材の吸音材を貼り付けてる様子です。
5.机
机は必要であれば作ってください。
僕は余った木材をコーナンさんでカットしてもらってむりくり机を作りました。
と言っても、板をセメダインXGで無理やり固定してるだけです。
セメダインXGの接着力は神です。
6.余った防音材達
僕の場合、防音材達が余りました。
余った防音材達は防音室の外にペタペタ貼ったり全然関係ないですが、ベッドの足の傷防止に使ったりしました。
吸音材10m
もあるから余ったらいろんな使い道があります。
他にもドアとかに貼り付けられそうであれば貼ってみたり色々と工夫次第で使えそうですね。
例えば、壁に貼ってみたり・・・
7.壁に貼ってみる
8.扉フチに吸音材と遮音シートで隙間を埋める
こちらは、余ったわけじゃないんですが、室内の防音性能を高めたくて室内ドアに隙間テープを埋めてる様子です。
9.室内のドアがあれば、そこにも隙間テープで隙間を埋めます。
ちなみに、現在住んでるマンションは冬場は冷え込みます。
なので隙間をこのように隙間テープで埋めてあげることで防音+防寒対策にもなって一石二鳥です。エアコンの効きもよくなりますよ〜
10.窓に隙間テープを貼る
最後に
今回ご紹介した格安自作防音室は賃貸の空いたスペースに作りました。
材料を揃えて運搬する際や組み立てるさいの騒音などご近所さんに配慮して自己責任で行ってみてくださいね。
自作防音室作りのポイントをおさらいすると
・間取りを確認してからの方が良さそう
・一度自作防音室を設置すると引越すまで動かせない
・自作防音室は100kgほどあるのでジョイントマットは必須
・材料はホームセンター+通販のハイブリッドが○
・組み立ての際は、出来れば誰かに手伝ってもらう
・電動ドリルは必須
・何気にゴム手袋もあった方が良い
・取手を忘れがち。特に自作防音室の中から閉めるための取手。
・組み立て作業自体は本気出せば3日もあれば完成する
・防音室があればカラオケやスタジオ代がめっさ浮く
etc…
といった感じです。
他にも、ポイントはいくつかありそうですが、僕は格安自作防音室を作って本当よかったです。
音楽ライフが一気に身近になります。
あなたも格安自作防音室を作って音楽ライフを充実させてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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